親族間での慰謝料請求は可能?

離婚理由になるか?

儀父母との不仲を理由に離婚を求め、
他方が離婚を拒否した場合、
単に儀父母とのそりが合わないなどの理由だけでは、
裁判所に離婚を認めてもらうのはかなり困難です。

儀父母との関係と夫婦関係は、あくまで別物ですので、
裁判所に離婚を認めてもらう為には、
儀父母との不仲が原因で夫婦関係が修復が不可能になり、
婚姻関係を継続できない状態、
婚姻を継続しがたい重大な事由がるとき」にあたると認められる必要があります。

たとえば、妻が夫の両親から暴力を受けたり、
嫌がらせを受け続けていて、夫もそれを知っているのに、
全く状況を改善しようともせず、放置しているような状況が続き、
最終的に夫婦間の信頼関係がなくなり、
妻が夫との婚姻生活を継続する意思をもつことができない状態になっているような場合は、
婚姻関係は破綻しているとして離婚は認められると考えられます。

一方で夫の親族と一切い付き合うことができないほど
関係が悪化していたとしても、
夫がそのことに理解を示し積極的に対策をとるなど状況改善のための努力をし、
婚姻関係の継続を強く望んでいる場合には、
婚姻関係はまだ継続・修復できる状態にあり、
婚姻関係が破綻したとはいえないとして離婚は認められない可能性があります。

親族との不知を原因とする離婚請求についての裁判例では、
夫が状況を改善するための対応をしたかどうかを重視していると考えられるため、
証拠を収集する際にも、夫の対応についての証拠は確保しておきたいところです。

慰謝料は認められるか?

配偶者に対しての慰謝料請求については、
親族との不和が深刻な状態になっているのに、
そのことに興味を示さず放置し、
夫婦関係が継続できない状態になった場合に、認められます。

離婚のきっかけとなった
折り合いの悪い親族に対しての慰謝料請求は、
夫婦がともに婚姻関係を継続させる意思を持っていて、
努力をしているにも関わらず、親族がその関係を破壊する行動をとった場合に
認められると考えられます。
対して、配偶者の両親との関係に苦しんでいるにもかかわらずそれを放置し、
その結果、夫婦関係が破綻した場合、妻と儀父母との関係が
直接夫婦関係を破綻させたわけではなく、
夫の態度・対応が夫婦間関係を破綻させたとして、
親族への慰謝料請求は認められないことがあります。

何が証拠となるか?

 親族からの嫌がらせなどを日常的に受けていたことを
配偶者もしっていたのに配偶者が状況の改善に協力しなかったこと、
または親族の味方をしたことが重要になります。

そのため、証拠としては、次のようなものが考えられます。

 

・医師の診断書、負傷箇所の写真

・動画、写真、録音、日記、配偶者や第三者への相談記録

・配偶者に、親族から受けている嫌がらせなどについての
相談をしたメールや手紙、会話の録音など。

・配偶者への状況改善の協力を求めるメールや手紙、会話録音、
それについての配偶者の回答のメールや会話録音など、日記や第三者への相談記録

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